#06 原型
「原型」と一言で言っても Wiki等の一般的な「原型」のイメージと違い
作り手の操作次第でどんな形も表現する事が出来る「土台」であり パターン創りの「原点」である原型。
・8s原型補正作業中
原型の展開方法をある程度統一しておく事で 誰が操作しても仕上がりのバランスを大きく崩さず
また、
有型利用の新型組み、修正作業の際は特に利便性の高さを感じます。
・大人パンツ原型からスケールダウンして子ども用人台で調整中の子どもパンツ原型
原型→BL→JK→CO
↓
OP
基本的な展開の流れですが ブランドによってはサイズはJKなのにアイテムはCOといった
原型→JK 原型→CO
といった展開をするブランドもあります。 重ね着を楽しむではなくアイテムを楽しむといった感じでしょうか?
・子どもパンツ原型の調整中
弊社では基本的に「原型」は人台から立体作業で起こします。
時流の感覚・考え方で出来上りの雰囲気は違ってきますが 移り変わりのあるファッションなので原型の定期的な見直しは必要だと考えています。
弊社のお客様用原型は同じ人台でもお客様用に創った雰囲気の違う原型で作業をしています。
・メンズ原型の調整中
違う人台サイズ・他のメーカー人台でも平面でのパターン展開の考え方は利用できます。
もちろん対象がメンズ・キッズだとしても展開の考え方は同じです。 が、あくまで考え方であって全く同じではありませんが・・・。
・子ども用原型(90)
立体作業は簡単に言うと 布をかぶせて余分を切って、余りをつまんで、穴を開ける というような作業をして形を創っていきます。
簡単にといっても簡単じゃないのが立体作業なわけですし 言うのとやるのとでは全く違います。
それに、ただ組むだじゃなく 覚えなきゃいけない事も沢山ありますが・・・。
・アミコMiss10で組んだ形をキイヤNewKypris9AR-Rに乗せて何処でどのくらい違うか確認調整中
自分のパターンの考え方は大野「大」先生が代表を務める
㈱アミコファッションズの大野式が「土台」です。
(自分の師匠や先生クラスの方を教えている先生のため大きいの意の「大」です。)
人台を利用してパターンを創り上げていく立体作業、平面展開の考え方を教えてくれます。 http://www.amikofashions.co.jp/
「好きこそものの上手なれ」とありますが 大野先生は講習中、常に「楽しんでる?」と言われていたのを思い出します。
・トワル組みに使うシーチング達
もちろん楽しいばかりではありませんが 「楽しい」と思う気持ちを忘れずに
これからも楽しく悩んで励んでいきます。